糖尿病の食事療法で必要となる食材のカロリー計算とは?

糖尿病の食事療法で必要となる食材のカロリー計算とは?

糖尿病の食事療法で必要となる食材のカロリー計算とは?

糖尿病の食事療法で必要となる食材のカロリー計算とは?

 

 

現在、多くの病院で一般的に糖尿病患者の治療として指導されている食事療法はカロリー制限食となっています。

 

これは、毎日の献立や食材を単位計算によって管理しようとするもので、80kcalを1単位として換算し、患者それぞれの1日の摂取カロリーを計算式から正確に導き出して、毎日その単位の食事量を守って摂取できるように指導されるものです。

 

一般的に成人では1日の平均摂取カロリーが1600kcalと言われているので、これを単位に換算すると20単位となり、3食でこれを補えるような献立を考えましょうというのがカロリー制限食の考え方となっています。

 

食事療法のカロリー制限食が指導される際には、献立を考える上での様々な栄養素の配分量の目安などが記載されている「食品交換表」を使うことになります。

 

この食品交換表では1単位ずつの食品の指標が記載されているので、患者やその家族はこれとともに栄養士の指導を参考にしながら毎日の献立を考えていきます。

 

 

 

〇指導される単位計算を毎日意識するのは正直面倒になってしまう

 

カロリー制限食を指導された患者さんにとっては、“どの食材をどの程度食べてしまうとカロリーオーバーとなってしまうのか”ということが一番気になるところなのではないかと思います。

 

長年カロリー制限食を意識して生活されている患者さんやその御家族ともなると、これからご紹介する食材〇〇何gで1単位という換算を丸ごと覚えてしまっているという方も多いことでしょう。

 

しかし、治療を始められたばかりの方など馴染みが薄い方にとっては、まだまだ難しいものなのではないかと思います。

 

ここで、一部の食材の単位をご紹介してみたいと思います。

 

まず、一番接することの多い白米ですが、これは小さいお茶碗の半分(50g)ほどで早くも1単位分となってしまいます。

 

また6枚切りの食パンについては、半分の量(約30g)で1単位となっています。

 

その他の食材では、Sサイズの卵1個、アジなら中1尾、絹ごし豆腐は1/2丁、バターやマヨネーズは大さじ1杯(10g)で1単位になってしまうということです。

 

このように、食材や調味料には当たり前なのですがその一つ一つに「カロリー」があるため、実際に献立を考えて調理をしたり加工された食品を食べる際には、それらの細かなところまで毎日きっちりと気を付けなくてはいけません。

 

しかし日々このような生活をしていると、だんだんと面倒に感じる方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

 

さらに、現在出版されている食品交換表には1日20単位の中でも、糖質を含む食品は11単位、果物は1単位、たんぱく質は4単位、チーズ以外の乳製品は1.4単位取りましょうというように、かなり細かい配分まで設定がされています。

 

これについては、たとえ1日中家の中にいてその日食べる物をすべて自宅で手作りしたとしても、これらの配分をすべて正確に守ることはとても難しいでしょう。

 

そのうえ仕事などで普通に外出や外食もするような生活を送っている場合には、さらに把握や計算が難しくなって、途中で挫折したり投げやりになってしまうという患者さんも少なくないのではないかと思います。

 

 

糖尿病の食事療法で必要となる食材のカロリー計算とは?

 

 

 

〇カロリー制限に神経質になるよりも絶対に守れるルールを作って意識しよう

 

これらのカロリー配分については、もちろん健康を維持するためにも“できるだけでも守れれば”、それに越したことはありません。

 

しかし、それらを気にしたいのに結局面倒になってしまって、自分の手に負えなくなり管理自体が億劫になってしまっては元も子もありません。

 

そこで、重症の高血圧や腎障害などの合併症を起こしていない初期の糖尿病治療中の場合には、カロリー制限をそこまで神経質に気にせずに食事管理を行うことをおすすめします。

 

もちろん、糖尿病の発症や状態の悪化には確かに「肥満」が大敵となるので、食べ過ぎは一番注意しなければなりません。

 

また、血液中の糖質が急激に高濃度になったり、長時間持続することも糖尿病悪化の根本的な原因となりますし、血管系の二次疾患を招く恐れがあるため「糖質」の取り過ぎにも、普段から気を付ける必要があります。

 

しかし、この2点だけ常に意識することができたら、あとはそれほど神経質になる必要はないかなと思います。

 

むしろ現在食品交換表に記載されている糖質を含む食材11単位という配分の方が、食直後の高血糖や高血糖状態の持続を招くことにつながるので、他の食品群の配分を多くする方が良いと思います。

 

そして、何か既製品を食べるときや外食をする際には、常にカロリー表記されているものは意識的に確認するという習慣をつけるようにすると、いつの間にか「目標カロリーを超えそうだ!」と自制する癖がつくでしょう。

 

もちろん、外で食べる物についてはどうしてもカロリー表示がされていない場合もありますので、その場合には自分が好きでよく食べがちな食材について、どれくらい食べたら何kcalなのかという目安を、「食品成分表」などによって把握しておくことは大きな効果があると思います。

 

 

糖尿病の食事療法で必要となる食材のカロリー計算とは?

 

 

 

〇一生必要な食事療法を確実に続けていくために

 

ですが、ここで一つ注意して頂きたいのは今回お話ししたことは、「管理が面倒でカロリー計算がうまくできない」と感じられている方がいらっしゃったら、“こういった方法もありますよ”とご紹介したものですので、現在しっかり管理ができている方に対して、「厳密に管理しなくてもいいですよ」と推奨するものではありません。

 

ですので、現在しっかり食事管理が出来ているという方は、是非今後も同じように正しい食事療法を続けて下さい。

 

しかし、「しなければいけない」ことや「体に良いもの」をすべて覚えるということは、よほどの意識がないと難しいことも事実だと思います。

 

もしも、“もっと楽に管理できる方法があれば”と感じていらっしゃる方がいるならば、まずはこのように、「どうしてもしてはいけない」ことや、「これだけは押さえておきたいポイント」を自分で作って管理していけるようにすると、一生付き合っていくことになる糖尿病の食事管理について、少しは気が楽になるのではないかというご提案であるということをご理解頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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