糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

 

 

糖尿病が進行すると、糖尿病三大合併症といわれる網膜症、神経障害、腎症を引き起こします。

 

網膜症は最終的には失明に、神経障害はいずれ肢体の切断に至る非常に恐ろしい合併症です。

 

そのなかでも腎症については、特に日々の食生活に大きく影響を及ぼし、これまでとはガラっと変わった味付けやメニューが絶対になってしまったり、最終的には人工透析がなくては生きていけないために多くの自由を失うという体になってしまうので、普通に暮らしていく上では最もやっかいで避けたい合併症と言えるのではないかと思います。

 

 

 

○腎症は初期のうちに血糖コントロールで進行を防ぐことが大切!

 

糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

 

では、腎症を発症してしまった場合には、いったいどのような食事に気を付けていかなければいけないのでしょうか。

 

腎症の初期の段階では、それまでよりもさらに厳しく血糖コントロールを意識する食生活が必要となります。

 

“厳しい血糖コントロール”と聞くと難易度も高くなるような気がして心が折れそうになってしまいそうですが、ここで腎臓の機能低下を食い止めることができると腎症の進行を抑えることができるので、『それ以上の食事制限を経験しなくて済む』と考えて是非頑張っていきたいところです。

 

糖尿病性腎症となった方の食事療法については、その時々の腎臓の状態によって制限するたんぱく質や塩分、カリウムなどの値も変わってくるので主治医や管理栄養士とのコミュニケーションが非常に重要となります。

 

まず腎症の第2期までについては、低タンパク食にはあまり気を取られすぎることなく、「血糖の急上昇や持続に注意」しながら塩分には気を付けて「高血圧」にならないよう注意する食生活を心掛けます。

 

これらの食生活に役立つ食材や食べ方などについては、このサイトの他記事をご参考になさってみてください。

 

 

 

○初期の糖尿病食とは方向性が違う?!徹底管理が必要な低タンパク食の開始

 

糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

 

腎症第2期までのうちに血糖コントロールや高血圧の改善が達成できなかった場合には、残念ながら腎機能の低下が明らかに現れてくる「顕性腎症前期」と呼ばれる段階に進行してしまうので、こうなると「タンパク制限食」が必要となってきてしまいます。

 

タンパク制限食が始まってしまうと、それまでの“炭水化物(糖質)の取り過ぎに気を付けてそのほかの栄養素をバランス良く”という食生活から、“タンパク質を制限する代わりに炭水化物(糖質)や脂質を増やす”という食生活へシフトチェンジしていくことになります。

 

タンパク質を含む食材には動物性のものと植物性のものがあり、動物性タンパク質としては肉類や魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品があります。

 

植物性タンパク質には、大豆をはじめとした豆類やイモ類、小麦粉や白米などがあります。

 

糖尿病性腎症を発症している場合の食生活においては、植物性の食材よりも動物性タンパク質の方がアミノ酸のバランスも良いので効率的と言われています。

 

このため、食事におけるタンパク質の摂取は60%以上が動物性タンパク質になるように意識するとよいでしょう。

 

また、腎臓病患者の食事を調理する際には「治療用特殊食品」を使うことも多いようです。

 

これは、でんぷん米やでんぷん麺、低タンパク質パンなど主食になる炭水化物について、本来含まれているタンパク質の量よりも少なく改良された食品です。

 

たとえば、普通の白米180gの中には4.5gのタンパク質が含まれているのですが、これを低タンパクご飯に変えるとその分少なくなったタンパク質をお肉や大豆といった他の食材から取ることができるようになります。

 

味も薄めになりがちな低タンパク・塩分制限食なので、お肉などのおかずを少しでも多く食べられるというのは、食事の満足感のアップにも大きく影響すると思います。

 

また、腎臓の機能が低下すると「カリウム」も体外に排泄されにくくなり、その分血液中に多くなってしまうのでこちらにも注意が必要となります。

 

カリウムは、さつまいもや乾燥ひじき、ほうれん草やパセリなどに多く含まれていますので、これらの食材を食べる際にはなるだけ少量にするよう気を付けましょう。

 

そして、塩分制限食の基本はとにかく塩気の強い調味料や加工食品はあまり食べないようにすることです。

 

お塩や醤油などを使う際にはしっかりと軽量し、それでは満足感を得られないなと思った場合にはカレー粉や唐辛子といった香辛料で味にアクセントを付けるようにすることも満足感の高い食事にするための工夫となります。

 

 

 

○体のためにタンパク質以外の食材はしっかり食べよう!

 

ポテトサラダ

 

低タンパクや塩分少なめの食事を意識するようになると、「十分なエネルギー(カロリー)を摂取するのが難しい」という問題に遭遇する患者さんも多いようです。

 

お肉や卵料理を敬遠したり、牛乳なども飲むのを控えるような生活をしていると、いつのまにか1日の総摂取カロリーが少なくなってしまいます。

 

しかし、体の中でタンパク質を有効活用するためには十分なエネルギーが必要となるので、最低限の量は確実に取れるようにしなければなりません。

 

そこで、タンパク質を含む食材は極力量を増やさずに効率よくエネルギーを取ろうとすると炭水化物や脂質で補うようになります。

 

では具体的に何を食べれば良いのでしょうか。

 

それは糖質と油脂類です。

 

糖質のなかでうまく活用できるのはでんぷんです。

 

しかも、でんぷんは急激な血糖や中性脂肪の上昇を起こさないので血糖コントールの観点からも最適と言えます。

 

代表的な食材にはイモ類や春雨やくずきりなどがありますが、片栗粉やコーンスターチなども使いやすいでしょう。

 

しかしひとつ注意しなければならないのが、イモ類はカリウムが多いので腎症の進行具合によっては控える必要があるということです。

 

 

 

○体に悪いだけじゃない!素晴らしい効果を持つ油脂は積極的に取り入れよう

 

糖尿病性腎症と診断されたらどんな食事に気を付けたら良いか?

 

次に油脂類です。

 

油脂は、普段の生活や糖尿病の初期の頃には「取り過ぎ注意」ということばかり耳にするかと思いますが、オリーブ油やキャノーラ油に豊富に含まれているオレイン酸には悪玉コレステロールを取り除いて動脈硬化や高脂血症を改善する効果があるなど、体に良い効果を持つ油脂もたくさんあります。

 

またごま油には活性酸素の抑制効果があるので、疲労回復効果や細胞の損傷防止、アンチエイジングなども期待できる素晴らしい食材といえます。

 

さらに、青魚に豊富に含まれていることで有名なEPAやDHAは血液をサラサラにする効果や脳の活性にも役立つといわれています。

 

醤油や食塩といった調味料が使えない代わりに、オリーブオイルやごま油などを効果的に使うことも、よりおいしく食事を楽しめるようになる工夫のひと技といえるでしょう。

 

 

 

 

 

日々の積み重ねで糖尿病を治す!体に良い食べ物を意識しよう

 

 

 

 



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