本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

 

 

 

「糖尿病食」と聞くと、なんだかネガティブなイメージばかりが浮かんできそうになってしまいますが、実は病状が進行していないうちの「糖尿病食」については、大きく2つのことに注意する以外は、それほど厳密な食生活の制限はありません。

 

その2つとは、自分の生活強度に応じたエネルギー量=カロリー分を超えない食事配分をすることと、食品交換表において6つの食品群に分類されている食材について全てのカテゴリをバランス良くカバーできる献立であるということです。

 

 

 

○糖尿病治療中の必要摂取カロリーの計算方法

 

現在病院などで行われている糖尿病の食事指導の基本は、患者それぞれが自分の一日に必要なエネルギー量を正確に把握し、それを3食の食事でいかにバランス良く均等に取っていけるかということです。

 

個々が一日に必要な摂取カロリーは、「標準体重×生活強度」から計算された必要エネルギー量を元に算出します。

 

そして糖尿病患者さんに必要な平均的なエネルギー量は、1600kcalといわれています。

 

これを現在の指導方針である食品交換表に当てはめて考えてみましょう。

 

1600kcalは1単位=80kcalとして考えると20単位分となり、そのうち果物以外に含まれる糖質は11単位、果物に含まれる糖質は1単位、牛乳・乳製品以外に含まれるタンパク質は4単位、牛乳・乳製品に含まれるタンパク質は1.4単位、油脂は1単位、野菜も1単位、味噌は0.3単位、砂糖も0.3単位と配分されています。

 

それぞれの数値については文献によって多少の誤差があるのであくまで参考だと考えてください。

 

しかし、この配分では糖質が12単位ということになり、全体の約6割を占めることになります。

 

 

本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

 

 

 

○ヒトに必須の三大栄養素にもそれぞれカロリーが当てられている!

 

これまでも、糖尿病になったら一番気を付けたい要素として再三にわたって“糖質”に触れてきました。

 

私たちが普段食べている食事にはたくさんの栄養素が含まれていますが、その中でも特に重要な栄養素として糖質・タンパク質・脂質が挙げられ、「三大栄養素」と呼ばれています。

 

これらは日頃目にしている食品のかたまりを構成している小さな成分なのですが、その栄養素一つ一つにもカロリーが当てられています。

 

ちなみに、糖類(でんぷん、単糖、二糖)は1gあたり4kcal、タンパク質も1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalとなっています。

 

ここで注目したいのは、糖質とタンパク質が同じカロリーであるということです。

 

 

本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

 

 

 

○ヒトに必要最低限の糖質摂取がどうしても必要な理由とは

 

このサイトでは、糖尿病という病気を語るにあたって「糖質」をかなり悪者のように扱ってきました。

 

しかし、そんな糖質にもちゃんと重要な役割があります。

 

だから、「三大」栄養素の一つとされているのです。

 

その役割とは、脳や筋肉、赤血球のエネルギー源がブドウ糖=糖質であるということです。

 

特に赤血球に関しては、脳がケトン体など他のものもエネルギーとして使えるのに対してブドウ糖のみしかエネルギー源にできないため、すぐに使えるブドウ糖はある程度必要となるのです。

 

私たちは、朝起きてから夜眠りに付くまでずっと脳と体を使い続けています。

 

体に関してはそれぞれの活動量もあるので必要量に個人差もありますが、脳と赤血球の必要エネルギーに関してはほとんどの方が同じく一定のエネルギー量を消費していることになります。

 

脳は一般的に1時間で最大4g、赤血球は約2gのブドウ糖を消費するといわれています。

 

この数字から考えてみると脳は最大で96g、赤血球は約48gのブドウ糖を1日のうちに使っているということが分かるので、私たち人間にはすぐに使えるブドウ糖が最低でも1日あたり合計約144gは必要ということになります。

 

これをカロリーで考えると、1日あたり576kcal分は食事から糖質を摂取する必要があるということです。

 

またブドウ糖はタンパク質等を使って体内で作ることができますので、筋肉で使われる分などどうしても“すぐに必要な量”以外は、この代謝で作られるブドウ糖を待つことができるのです。

 

これらを根拠に、私たち人間は生活強度に関係なく“代謝の過程を経ずにすぐに使えるブドウ糖”分として、ある程度の糖質は食材から取る必要性があることになります。

 

 

本当に体に必要な糖尿病食についてカロリーの視点から考えてみた結果・・・

 

 

 

○悪影響があるなら最低限の取り込みで済むよう工夫しよう

 

これらを踏まえた上でもう一度冒頭でご紹介した食品交換表の内容を見てみましょう。

 

糖質は全体の6割、つまり12単位分960kcalを取る配分となっていましたが、人間の体の構成を考えると約7単位分となる576kcalで十分といえるので、残りの384kcalについては良質なタンパク質など他の食材から摂取する方が、糖尿病という病態の面から考えても効率が良いといえると思います。

 

この際、脂質は1gあたり9kcalと糖質のカロリーの倍以上になるため、脂質のカテゴリから食材を補填することには注意が必要です。

 

ちなみに白米には100gあたり約37gのブドウ糖が含まれているとされています。

 

このため普通に生活するうえで必要となるブドウ糖を白米のみから取ろうとするならば、1日約400gという計算になります。

 

白米の他に炭水化物を含む野菜や揚げ物などを食べるとするならば、この白米の量はどんどん減らしていくことが望ましいでしょう。

 

また、睡眠に向かう夕食時に比べると活動に備える朝食・昼食時ではその後必要となるブドウ糖の量も1日の中で最も多い時間帯となるので、朝食・昼食時の炭水化物群の配分を多くするなど、体の原理に合った食生活を意識することも血糖コントールに役立つと思います。

 

さらに食事がいつもより遅くなってしまうような日には、即効性のブドウ糖補給よりも数時間後の糖代謝を期待して、炭水化物は一切食べずに良質なたんぱく質をメインに食べるといった糖質制限食を取り入れるというように心掛けるのもいいでしょう。

 

食事管理や食事制限に際して、専門家の間では一つの食材を取っても「あれを食べるな、これを食べろ」などとたくさんの議論が交わされることも多く、どの情報が正しいのかと惑わされることも多々あるかと思います。

 

ですが、そういった情報や意見に耳を傾けるよりもまずは、いつでも常に自分の体を見つめ直して体と随時相談しながら、その時々に自分にとって必要な食事サイクルや食事バランスを見つけていった方がいいのかなと思います。

 

 

 

 

 

 

野菜を先に食べる習慣を身に付ければ糖尿病は改善できる?!

 

 

 



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